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赤ちゃんの脂漏性皮膚炎とあせもの違いとは

2018.6.11

赤ちゃんの肌といえば、やわらかくてモチモチしているというイメージがあるでしょう。しかし、赤ちゃんの肌トラブルに悩む方は意外にも多いというのをご存じでしょうか。そもそも赤ちゃんの肌の厚さは、0.02mmほどしかありません。大人が2mmですのでどれだけ薄いかということがわかるでしょう。

また体温も大人に比べて高く、新陳代謝が活発であるため汗をよくかきます。さらに、額や鼻などは皮脂の分泌量は、生まれてから2ヶ月位までの間が特に多いといわれています。そのため、この時期に乳児脂漏性皮膚炎などを起こしやすくなるのです。

肌トラブルは脂漏性皮膚炎の他にも、あせも、アトピー性皮膚炎などいろいろな病気をおこします。今回は、その中でもあせもと脂漏性皮膚炎についてご紹介します。

赤ちゃんの脂漏性皮膚炎とは

赤ちゃんの脂漏性皮膚炎は、生後2~4週ごろからかけて徐々に皮膚に症状がでます。症状は頭皮、眉毛、額、眉の間、頬、耳の周りなど皮膚の分泌が盛んな場所にあらわれます。赤くなったり、皮膚が隆起したり、皮膚がうろこ状にはがれ皮膚が付着したりすることがあります。

また、症状が重くなると細菌に感染したり、皮膚の状態が悪化したりする場合もあります。赤ちゃんの脂漏性皮膚炎は生後2か月くらいの皮脂の分泌が盛んな時期に多いので、皮膚の分泌と深くかかわっていることが考えられています。

脂漏性皮膚炎は軽い症状であれば、赤ちゃんの3分の1が経験するといわれています。また、ほとんどが6ヶ月までに自然治癒する場合が多いです。しかし、なかなか治らずアトピー性皮膚炎に移行する方もいるということが報告されています。

赤ちゃんのあせもとは

大人の場合、あせもは汗をかきやすい夏にできます。一方、赤ちゃんは夏だけではなく、新陳代謝が活発なため一年中できます。あせもは、一度に大量の汗をかき、汗が蒸発しにくい場所にできやすくなります。汗を大量にかくことで、汗が通過する汗腺が詰まり汗がたまるからです。

あせもの種類には大きくわけて、水晶様汗疹と紅色汗疹の2種類にわかれます。水晶様汗疹は、熱が高いときや暑い環境のとき、体幹や両手両足に、約1mm~2mmの水滴のような水泡があらわれます。紅色汗疹は、赤ちゃんの場合、体幹だけでなくおむつの部分など汗をかきやすい場所にあらわれます。約2mm~3mmの紅色の発疹ができかゆみを伴います。

これらの症状から、赤ちゃんのあせもは赤いブツブツから始まることが多いようです。そのまま放置すると赤ちゃんはかゆがり掻きむしってしまうこともあります。あせもができやすい場所は、汗をかきやすい額・首・股・おむつが当たるウエスト部分・膝の裏などです。また、あせもを掻きむしってしまうと、伝染病のとびひになってしまうことがあります。

赤ちゃんの脂漏性皮膚炎とあせもの違い

脂漏性皮膚炎は皮脂の分泌が多い場所に現れる病気です。そのため、生まれて2か月後頃までに現れることが多いです。さきほど紹介したように、赤くなるだけでなく、皮膚が隆起したり、うろこ状にはがれたりします。

一方あせもは、汗をかいたことが原因により起こる病気です。一見症状は似ているように見えますが、あせもは赤いブツブツから始まることが多いのです。どちらかわからない場合や不安な症状がある場合は、できるだけ皮膚科を受診することをおすすめします。

(参照:Derma脂漏性皮膚炎を極める)

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